ふるカフェ系・ハルさんの休日が出来るまでの話。
3回に渡り「向田邦子賞」のことと
ドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」について綴ってきたが
実はその前にあるテレビドラマを書いているのだ。
NHK E-テレで2015年のパイロット版放送から今年で10年を迎えた
「ふるカフェ系ハルさんの休日」である。
(※パイロットとは、簡単に言えばお試し的・テスト的な意味)
10年前と言えばそう、毒島を書く前・・・
つまりは単発ドラマで言えば「ふるカフェ」は正真正銘の私のデビュー作。
(毒島ゆり子は連続ドラマ)
今回はこの「ふるカフェ系ハルさんの休日」が
どのようにして立ち上がり、どのようにしてして執筆したかのお話を。
まず知らない方のため簡単に。
「ふるカフェ系ハルさんの休日」
主人公・真田ハルを演じるのは渡部豪太さん。
ハル演じる渡部さんが建築マニアのカフェブロガーに扮して
全国の「古民家カフェ」を訪れる・・・という物語。
渡部さんの他の出演者は、そのカフェがある街の素人さん達。
つまりは渡部さんと素人さんが作る地域密着型のドラマ。
初回放送は2015年8月の先ほど記したパイロット版が放送され、
翌年の2016年4月から水曜日23時から正式にドラマとして放送された。
毒島の時とシチュエーションが被るのだがこの「ふるカフェ」時と同様に、
東京マハロの舞台を観てくれた女性プロデューサー・Mさんとの出会いがキッカケだった。
舞台を観てくれたMさんは出演者・森一弥さん(12月の舞台にも出演します)の知り合いだった。