当事者である私が話せること。

何かを語るには、あまりにも事が大きくなり過ぎた。
矢島弘一 2026.07.05
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この状況で何を語っても、きっと誤解が生じ、

私が伝えたいこととは違う方向へ進む。

違う方向へ進めば進むほど、私は苦しい。

そんな苦しみに耐えるだけの心を、私は残念ながら持ち合わせていない。

又、脚本家である私は

作品の中の登場人物を通して想いを届けることはできる方だと思ってはいるが

自分の言葉で語るだけの器も、実力も持ち合わせていない。

こんな時、同じ脚本家である野木亜希子氏のように自分の言葉を

文字に起こせる人を尊敬する。

ただ正直申すと、いい迷惑である。

野木さん程の人が語ればそりゃ食いつく。

また騒ぎが大きくなる。ネットにも取り上げられる。

そのおかげで、今度は私が野木さんと比較される。

「自分の言葉で語る野木さん凄い。それに比べて何も語らない矢島・・・」

余計なお世話である。

今回のことで、著名な脚本家、監督、プロデューサーなど

数々の同業者の方々が持論を語ってくれているが

この作品に関わっていない以上、

何を語ってもそれは「持論以上」にはならないことを気づいていただきたい。

今回起きた「本当のこと」は、あの作品に関わった当事者にしかわからない。

あなたたちが語る持論は、あなたたちの現場であって

今回のドラマはあなたたちの現場ではないのだ。

このまま何も語らず、終息に進めばと願ってはいるものの、

今回の作品で同じ方向を向き、意見を交わし、作品が終わってからも

酒と意見を交わした尊敬する俳優が傷付いている姿を見て

私はどうしても自分の言葉を書きたくなった。

その言葉は誤解にならず、嘘にならず、垂れ流されることなく、

届く人だけに届くことが出来るのはこの場所しかない。

読んでいただく前にはっきりしておきたいことは

話せることと話せないことがあると言うことだ。

大人である皆さんは、大人の事情をわかってくれると信じている。

また、決してどちらかの俳優の肩を持つコラムでもなければ

どちらかの俳優を否定するコラムでもない。

もちろん、フジテレビも然り。

当事者だからこそ、すべてのスタッフと関係者に

敬意と誠意と愛を持って

知ってることと、私の想いを

2026年7月5日ここに記す。

垂れ流されないことを願って。

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